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コンテナストア、ガレージ等コンテナのいろいろな使い方

貨物の海上輸送における利便性や高効率のために発展していったコンテナ。長い船旅に耐えうる耐久性・堅牢性、どんな輸送手段にも対応できるよう国際規格で標準化されたサイズなどコンテナならではの特徴が、次第に貨物輸送以外のあらゆるケースに応用されていくようになりました。

今では住居にしたり、倉庫として利用したりと、工夫を凝らした使い方で私たちの生活に潤いを与えてくれています。

この記事では、そんなコンテナの意外な使い方についてご紹介いたします。

コンテナは比較的安価に購入できる魅力もありますので、気になる用途があったら導入してみましょう!

1.コンテナの汎用性の高さはそのメリットにあり

もともと貨物輸送用途であったコンテナが、なぜそれとは全く異なる分野で活躍しているのでしょうか。

それは、冒頭でも言及したように、コンテナならではのメリットがあらゆるシーンにも対応できるものであるためです。

第一のメリットとして挙げるのは、耐久性・堅牢性です。コンテナは海上輸送中も貨物に破損がないよう、もともと堅牢性を重視した造りを持ってきました。そして近年コンテナ船の大型化に伴いコンテナの多段積は当然となり、ますます強度が高められています。

中にはコンテナを九段、十段積にした貨物船もあります。コンテナの最大総重量は30,480kgと言われていますので、300トン以上の加重が一つのコンテナにかかることも想定されています。こういった「強さ」が、大切なものを保管したり、長持ちする住居として利用したりすることに役立てられます。

また、コンテナはISO(国際標準化機構)で規格化されているため量産が可能です。強度は大切ですが、素材は鋼鉄、アルミ、FRP(繊維強化プラスティック)などと、決して高級貴金属を使っているわけではありません。よって、安価に手に入りやすく、様々なシーンで導入しやすいことに繋がります。

加えて、ISOで外寸も厳密に規格されているので、輸送がしやすいこと。同じサイズ同士なため緻密な設計がいらず、増築・減築がしやすい、といった柔軟性に富むことも汎用性に拍車をかけます。

ちなみによく用いられる20フィートコンテナのサイズは長さ6,058mm×幅2,438mm×高さ2,591mm、40フィートコンテナは長さ12,192mm×幅2,438mm×高さ2,591mmとなります。

こうしたコンテナが持つメリットを活かせば、私たちのアイディア次第でさらにその使い方を広げていくことができますね。

2.コンテナの使い方①コンテナ倉庫

それでは、具体的なコンテナの使い方についてご紹介いたします。

まず一つ目はコンテナ倉庫です。

コンテナは過酷な航海中でも、貨物を守ってくれています。その特性を活かしたものが、物置として使わないもの・かさばって自宅内には置けないものなどを保管するコンテナ倉庫です。

例えばシーズンオフのアウトドア用品やスタッドレスタイヤなどの自動車用品。あるいは季節家電の置き場に。

また、コンテナ倉庫をレンタルできるサービスも普及していますので、引っ越しや海外出張・留学などの際に一時的に荷物を置いておく場所としても使うことが可能です。

トランクルームと似たような性格を持ちますが、トランクルームは屋内のロッカーや専用施設のフロアを区切って貸し出す形式であることに対し、コンテナは屋外に設置されたコンテナそのものをいくつかに区切って使用します。

トランクルームと比較して高さ・広さがあるため、大型の荷物を置くことにも適しています。

そのため法人の利用もさかんで、書類や在庫品、販促品置き場として。また、建築業者の資材・機器置き場としても活躍しています。

屋外に置かれているため持ち込みに制限付きの場合もあります。危険物や温度変化によって臭気を発するもの、動植物や生ものがこれに当たります。しかしながら断熱・遮熱がしっかりしたものや、リーファーコンテナと呼ばれる、温度・湿度管理に特化した輸送用コンテナなどもラインナップされており、用途に合わせて選べば保管できるものの幅は容易に広がるでしょう。

3.コンテナの使い方②コンテナガレージ

倉庫と同様に、ガレージとしてもコンテナのメリットが大きく活かされます。

ガレージとは車庫のことです。車庫と言うと建物にビルトインした形状のものが思い浮かぶかもしれません。

しかしながらコンテナも車庫としてはうってつけです。

ある程度の広さ(20フィートコンテナであれば約9畳、40フィートであれば約18畳)を有するため普通自動車であれば収納できることがほとんどですし、コンテナ同士を組み合わせれば低コストで簡単に増築でき、大きいバンや複数台の車を置くことも可能です。

また、バイクであれば小さいコンテナで事足りますので、導入コストもその分低くなります。

コンテナはユニック車などで設置場所に運び込むことが一般的ですので、車の出し入れがしやすい立地なことが多い、というのもポイントですね。

さらに、コンテナの持つ鉄製の武骨な外観が、従来のガレージに比べて「オシャレ」「カッコイイ」といった評価も得ています。

ただ、コンテナにはフロア段差があります。そのフロア段差を解消するためにスロープなどを設置することが求められます。

また、レンタルのコンテナガレージであれば既に自動車を置く環境が整っていますが、ご自身で敷地内などに導入する場合は排気ガスの排出経路を確保したり、結露対策としてある程度しっかりした断熱・遮熱を施したりすることが求められます。

4.コンテナの使い方③コンテナハウス

海外から人気に火が付いたコンテナハウスですが、近年日本でもよく見られるようになってきました。

コンテナが持つ耐久性や堅牢性が、住居としての利用に適していること。また、コンテナハウス特有の質感が評価されていることが人気の大きな要因でしょう。

ガレージ同様、増築や減築もでき、二階建て・三階建てといった階層構造にすることも可能です。

そしてコンテナハウスの一番のメリット、それは重量鉄骨造りの新築を建てるよりも低コスト、ということです。

なお、コンテナハウスは普段住む家のみならず、別荘や宿泊施設としても楽しむことができます。また、複数のコンテナを組み合わせることで、賃貸用マンション・アパートとして活用するのもよいでしょう。

とは言え住居として済むコンテナハウスは、一般的には貨物用途のものは使わず、建築用に製造された製品を利用します。もちろん貨物用コンテナを改造することもできますが、建築基準法に違反しない造りに直さなくてはいけません。

ちなみに、コンテナハウスは温度管理がしづらいといった誤解がありますが、断熱・遮熱材をしっかり施せば通常の住宅と快適さは変わらないと言っていいでしょう。

前述したガレージをコンテナハウスにビルトインする仕様も人気です。

5.コンテナの使い方④コンテナストア・オフィス

コンテナハウスは住居としての利用ですが、アパレル、雑貨などといったショップとしても導入される例が増えてまいりました。

コンテナの利点の一つは、輸送に適していることでしたね。移動することが前提であるため、とりわけポップアップストアやフェス・イベントなどの臨時ストアとして最適です。もちろん屋台や飲食店、チケットブースなどとしても利用できます。

建築用コンテナを使えば、常設ストアとしても問題ありません。

さらに近年では、数百トンもの加重に耐えうるコンテナの特性を利用し、商業施設や複合施設を形成する、という試みもなされています。

2017年、北陸新幹線開通で賑わっていた頃。新潟県上越市に位置する上越妙高駅前には、コンテナで構成した複合商業施設「フルサット」がオープンしました。

コンテナが効率よく立ち並んでおり、地元土産やカフェ・レストランなどを楽しむことができると話題です。

こういったコンテナの使い方はストアのみならず、簡易的なオフィスにも当てはまることです。

コンテナは「移動できる」という特性上、仮設オフィスとしてのニーズが非常に高くなります。もちろん常設オフィスとしてもご利用いただけることは既出の通りです。

コンテナハウス同様、建築用コンテナで建造することとなりますが、増改築が容易ですので業務拡大などにも対応しやすくなるでしょう。

6.コンテナの使い方⑥仮設住宅

東日本大震災において、仮設住宅の不足が深刻な問題となりました。

これまでプレハブ建築にその多くを依存していた仮設住宅ですが、未曽有の大災害を経てかつてないほど需要が高まり、圧倒的供給不足を招いたためです。また、仮設住宅を建てられる用地の確保にも頭を抱えていました。

行政は様々な代替設備を考案し、なんとかその需要を満たそうと尽力します。

そんな中で非常に注目され、その後の仮設住宅の重要なモデルとなったのが、宮城県女川町(おながわちょう)のコンテナハウスです。

女川町ではコンテナの「積層の容易さ」に着目し、海上輸送のコンテナを利用し、三階建構造の仮設住宅を建設しました。これは、日本の仮設住宅史上、初となる試みです。

このコンテナ製仮設住宅は、思わぬ薬効をもたらします。

と言うのも、繰り返しになりますが、コンテナは非常に堅牢な構造を有しています。そのためプレハブ住宅にありがちだった「外部からの騒音」が軽減されることとなったのです。耐久性もあるため余震や大雨の際にもその真価を発揮しました。

積層できるので用地不足の解消にも一役買いましたね。

なお、こういった仮設住宅としてのコンテナハウスは、使われなくなったとしても問題ありません。

コンテナ自体の汎用性が高いため、別の用途で再利用することができるためです。

7.まとめ

コンテナの、貨物輸送用途以外の使い方についてご紹介いたしました。

①コンテナ倉庫

②コンテナガレージ

③コンテナハウス

など、コンテナだからこそ実現できた汎用性の高さは、私たちの生活にあらゆる可能性を提示してくれています。

ただ、本稿でも触れたように、使い方によっては法律の要件を確認したり、思わぬコストがかかったりする場合もあります。

コンテナ購入時には、販売元に用途や予算などをしっかり相談するようにしましょう。

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